第壱話 登場人物、地名
鬼堂(キドウ)
魔族男
魔導帝国軍の最強と称された二つの軍のうちの一つ、魔剣部隊を率いる魔剣将軍を父にもつ。
18歳の時、父の率いる魔剣部隊へ入隊、この頃に寿恩(ジュオン)と知り合い、一目ぼれ。
23歳の時に、寿恩が野盗に襲われ死亡、己の無力さを呪い、力を求め始める。
結果、26歳にて、将軍の座を手に入れる力をつけ、30歳の時、魔導王から地位を譲り受ける。
王の座についてからは、雷洞の率いる魔槍部隊に野盗狩りを指示。
数ヶ月後、問題の野盗を雷洞が捕らえ、取調べを始める。
人族、魔獣人族のみで構成、魔族のみ狙っていたことが露見、怒りは頂点へ。
逆恨みとはわかっていても、この時から魔族以外に対して
『魔族を虐げるなら虐げてみるがいい、魔族こそ優秀な一族だと知らしめてやる』
と憎悪を抱くようになり、魔族至上思想に囚われる。
32歳に大戦を引き起こし、雷洞によって討たれる。
雷洞(ライドウ)
魔族男
最強と謳われたニ軍のうちの残りの一軍、魔槍部隊を率いる魔槍将軍を父にもつ。
鬼堂とは幼少の頃からの友人であり、将軍の座を引き継いでからは、鬼堂雷洞の二人は父親をも凌ぐ最強二人組と恐れられた。
寿恩と鬼洞が恋仲であったことを鬼堂から聞いていたので知っていて、死亡したことも後に知る。
指示により野盗を捕まえた時、鬼堂に暴走をするなと忠告をしたが、結局は大戦が始まり、将軍の座を後にする。
大戦後、寿恩国を建て、35歳で寿恩王となる。
寿恩(ジュオン)
魔導帝国西の端にある山岳の村に住んでいた娘。
16歳の時、鬼堂に出会い、一目ぼれされる。
何度もの告白の末に鬼堂を受け入れ、お互い愛し合うようになった。
21歳の時に村が野盗の集団に襲われ、その時に殺されてしまう。
奉西王(ホウサイオウ)
人族女
王位名であり、個人名は紗耶(サヤ)
武鋼王(ブコウオウ)
魔獣人族(獅子族)男
同じく王位名であり、個人名は砕牙(サイガ)
東蘭王(トウランオウ)
魔獣人族(狼族)男
個人名は冬慈(トウジ)
籠南王(ロウナンオウ)
人族女
個人名は神楽(カグラ)